


2008.09.21(sun) さいたまスーパーアリーナ
米ニューヨークの音楽の殿堂『アポロシアター』のステージに平成生まれの日本人として初めて出演を果たした清水翔太。4番手のアーティストとしてコールされたのは彼だった。あどけなさが残る表情とは裏腹に19歳の彼から発せられる歌声は想像以上のものがあった。
清水の名が告げられると「翔太」コールが巻き起こる。その声を確かめるように清水が登場。「皆さん楽しんでますか? 今日は一緒に楽しんでいきましょう」と挨拶すると早速その実力を見せ付ける。『Diggin’On U』、『HOME』。あどけなさが残る19歳の清水から発せられる歌声は数十年も寝かされたワインのように深く、渋く、甘い。それ故に1曲1曲を美酒のように味わうオーディエンスは曲始まりを歓声で迎え入れ、曲終わりを「翔太」コールで褒め称える。
2曲が終わるとMCに入る。「はじめして清水翔太です」。これだけでも歓声が沸く。続けて「大きいステージでの経験がなくて、こういう場所に立てることにすごく光栄に思います。ありがとうございます」と挨拶。拍手を挟んで「僕は自分のルーツとしてブラックミュージックがありまして、ソウルミュージックだったりR&Bだったり、そういった音楽がすごく好きなんです。そしてその本場のアメリカに憧れてまして去年生まれて初めてアメリカに行ってきました。そこでアポロシアターというニューヨークのブラックミュージックの殿堂のステージで歌ってきました。今日はそのアポロシアターで歌ってきたナンバーを歌いたいと思います。ベン・E・キングの『STAND BY ME』」。
大きな手拍子を受けて歌い出した清水。その歌声は柔らかくしなやかでいて力強い。それでいて徹底したリズム感と時よりみせる独創的なアレンジが交差して、格別な味わいをもたらす――、そういった感じだ。そうして披露した『アイシテイル』ではすっかり清水色に染まる。
「今日は初披露の曲があります。10月22日に3rdシングルとなる新曲がリリースされます。最後の曲をその新曲で締めくくりたいと思います。『My Treasure』」。そう言って最後に選んだとっておきの初披露曲。この曲も例外なく清水のソウルを確かめるように心に擦り込ませながら聴き入るオーディエンス。清水との間には優しい火が灯るように暖かい空気が円を描いて拡大し、会場を包み込んだ。
「ありがとうございました!」主役が去った会場には驚嘆の声だけが残った。
【セットリスト】
01.Diggin’On U
02.HOME
MC
03.STAND BY ME
04.「アイシテル」
MC
05.My Treasure
※1日目は9月20日(土)開催。出演アーティストは5組
※2日目は9月21日(日)開催。出演アーティストは6組