


2008.09.21(sun) さいたまスーパーアリーナ
2日目最終日の先陣を切ったのはSEAMOだった。小雨を一掃するように登場した塾長(SEAMO)は序盤からハードコアな世界観を全面に押し出す。『まってたんだNEO』『ラップの花道』『Fry Away』。コール&レスポンスの焦点をがっちり抑えたアッパー路線で固めると、超ロングヒットのバラード『マタアイマショウ』でオーディエンスの懐を一気に引き寄せる。
「今日来ているみんなとみんなのお母さんに聞いて欲しい」と語った6曲目は『MOTHER』。前曲で十分感情に浸っているのだが別角度から注がれると感極まる。素直な感情で綴られたこのリリックは何度も何度も感情を揺さぶった。一分の隙もなくたたみ掛ける塾長の“ラブソング”。なかば翻弄されるがそのこと自体気持ちよく感じる。
7曲目には新曲『Continue』が用意された。この曲は小栗旬主演ドラマ「夢をかなえるゾウ」の主題歌にもなった曲で10月15日に発売された最新シングルだ。「みんなに聞いて欲しい新曲があります」と伝えると、「この歌は学校だったり、会社だったり、いろんなところで頑張ってるんだけど、くじけそうになったことありますよね。でも頑張って続けていれば良いことがあるじゃないかなと思います。小さなこと何でも1つでいいんで、続けてみてはどうでしょう。そしたらきっとね。良いことがあるんじゃないかなっていう。そんな続けることへのリスペクト、美しさを込めた歌です。聞いてください」と語り歌う。行進曲『威風堂々』をバックに力強く歌い上げる塾長の存在感と、真っ直ぐに届けられるリリックに改めて感動を覚える。
緩急の使ったアプローチ。そして絶妙な配球。言葉と感情を絡めた塾長のラップは魅力的だったし、何よりもこの日初めて塾長を目の当たりにしたお客さんもその魅力を実感させられたのではないかと思う。塾長もこの歌が終わる頃には「みんなのパワーがビンビン来ました!」と嬉しそうだったし、そういった信頼関係は最後に魅せてくれたあの曲へと繋がる。
「きょうは最後まで楽しんでってほしいから、俺ががっちり盛り上げて次のアーティストへバトンを渡したいと思います」と盛り上げたところで銃声が轟く。『ルパン・ザ・ファイヤー』だ。大ブレークへの火付け役となったこの曲が会場を覆うと共鳴したオーディエンスと加速する。それを煽るように赤色灯のように赤く点滅するライトがひとりひとりを照らす。気が付くと心から震える自分がいるのは感じた。
飾らずストレートに感情をぶつける塾長。「ありがとう。みんな!最後まで楽しんでってよ」。そんな声がかき消される様に大きな拍手が会場を包んだ。
【セットリスト】
01.SEAMOGoGoGo
02.まってたんだNEO
03.ラップの花道
04.Fry Away -> 自己紹介 ->DJスクラッチ
05.マタアイマショウ
MC
06.MOTHER
MC
07.Continue
CALL&RESPONSE
08.ルパン・ザ・ファイヤー
※1日目は9月20日(土)開催。出演アーティストは5組
※2日目は9月21日(日)開催。出演アーティストは6組